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マリア・エロイーザ顔画像作品について
「ルシアちゃん、いそいで!」(原題:Lucinha Ja-vou-indo)はブラジルの童話作家マリア・エロイーザ・ペンテアードの作品「Lucia Ja-vou- indo」の翻訳です。
ルシアちゃんは何をやってもおそいのです。だからいつも遅れます。それもそのはず、だって彼女はナメクジなのですから。
そんなルシアちゃんにとても大事な約束ごとができたのです。それはパーティーでした。「今回はぜったいに遅れたくない!」。そう決意したルシアちゃんは、パーティーが開かれる一週間前に家を出ようとします。
さて、ルシアちゃんは無事に時間通りにパーティーに着けたでしょうか?

マリア・エロイーザ・ペンテアード(Maria Eloisa Penteado
1919年ー2014年)はブラジルのサンパウロ州アララクアラ市で生まれた。
子どもの時からブラジルの童話作家モンテイ・ロバートの本を読むのが好きで、自分でも童話を作って弟たちや近所の子どもたちに読み聞かせていた。
教師となったあと、しばらく学校で教鞭をとったが、作家の道を進むことを決意し、1950年代の初め頃より短編童話などを全国紙オ・エスタード・デ・サンパウロ(O Estado de Sao Paulo)の子ども新聞に投稿しはじめた。
彼女の作品はとても好評で、婦人向けの作品なども手がけるようになる。さらに、1953年には同紙の子ども新聞の編集長として招かれ、数々のブラジル民話などを子ども向けに編集して発表。また、独学で絵を勉強し、自分の作品の挿絵なども描き始めた。のちに絵画を正式に習い、芸術展で数回授賞する。1951年には『お空のひとかけら』(Pedacinho do Ceu)、『おヒゲの小人さんと泣き虫のイモムシさん』(O Anaozinho Barbudo e Lagartinha Chorona)の2作品が初めて出版された。
1968年にこども新聞が廃刊になると、海外の科学関連記事を翻訳してオ・エスタード紙の科学欄に掲載はじめる。また、グリム童話などを翻訳、子ども向けに編集して発表しはじめる。
こうした活動により、マリア・エロイーザは1970年代のブラジルの児童文学に革命をもたらした小説家の一人とされている。
40年以上という長期間にわたる作家活動でも、マリア・エロイーザの作品はつねに斬新さを保っていた。彼女の童話作品の特徴は、小さな読者たちにユーモアをまじえながらも”怖さを乗りこえる勇気をもつ”重要さを教えていることだ。 (参考サイト)

作者の作品リスト
    No Reino Perdido do Beleleu
    O rei Caracolinho e a rainha Perna Fina 
    A velha Fridelia
    Lucia Ja-vou-indo
    Rabiscou, o bicho pegou 



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この作品の翻訳はモジ・ダス・クルーゼス日本語モデル校翻訳コースの生徒のみなさんが2015年4月から6月にかけて翻訳したものです。

翻訳に協力した生徒名(五十音順)


                市原ケンゾ・エドアルド
     篠原英美ブルーナ
                パウラ・田原・ペレイラ 
                松井ラファエル・幸男
                 
翻訳チェック: パウラ・田原・ペレイラ

監修・翻訳指導: 小川ケンジ


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