コラコラリーナのトップ画像
 

 
知らない

作: コラ・コラリーナ        
訳:ブルーナ・エイミ・シノハラ
 


 

人生が私たちにとって

すぎるのか長すぎるのか

私は知らない...

知っているのは、人々の心に

触れることができなければ

生ることに意味はないということ


多くの場合、

   膝に優しく乗せ

     腕で抱えこみ

     言葉で励まして

   沈黙で尊重し

   喜びを伝播し

   をあふれさせ

   優しい眼差しで見て

   欲望を癒やし

   そしてを深める

ただ、これらがあればいいのだ

そしては決して別の世界のものではなく、

人生に意味を与えてくれものなのだ

これらこそが、人生をすぎせず

すぎもしないようにしながら、

凝視し、真実で、そしてピュアな

ものにしてくれるのだ
...

人生が続く限り



 
コラコラリーナコラ・コラリーナ (1889年8月20日−1985年4月10日)

コラ・コラリーナ(本名:アンナ・リンス・ドス・ギマランエス・ペイショット・ブレッタス ) ゴイアス州ゴイアス市生まれの女流詩人。
小学校4年ましか学んでないにもかかわらず、14歳のころから詩を書きはじめ、地方紙などに掲載される。
生涯、都会から離れた田舎での生活を好み、菓子作りをして生計を立てるという根っからの庶民的1な女性であった。作風も、田舎での日常の生活やゴイアスの古い町をテーマにしたものが多い。

ブラジル文学界でもっとも重要な詩人の一人とされ、最初の作品集「Poemas dos Becos de Goiás e Estórias Mais」は彼女が76歳(1965年)の時に発刊されている。
 



この作品は、ブラジルの女流詩人コラ・コラリーナ(Cora Coralina)の詩「Não Sei」をモジ・ダス・クルーゼス日本語モデル校の翻訳コースのブルーナ・エイミ・シノハラさんが翻訳 したものです。原文はこちら で読むことができます。 


 監修・翻訳指導および紹介文:    小川ケンジ


Copyright (C) 2015 Todos Direitos Reservados. 

inserted by FC2 system